【2018年版】コンサルティングファームランキング総合TOP10【VALUT社調査】

今回のコラムでは、アメリカの調査会社である「Valut」社が毎年公開を行っている、コンサルティングファームのランキングです。

 

Valut社の調査はアメリカにておいて、最も名門の(Prestigeous)コンサルティングファームをリストアップした調査になっています。

 

「2018 Most Prestigious Consulting Firms」

http://www.vault.com/company-rankings/consulting/best-consulting-firms-prestige/?pg=1

 

コンサルティングファームランキングTOP10

 

1.マッキンゼー(McK):スコア8.954/10

 

マッキンゼーが2年連続でランキング1位となりました。

2位のボストン・コンサルティング・グループ、3位のベイン・アンド・カンパニーとは大きく差をつけています。

 

マッキンゼーの従業員数は2017年現在、2.3万人にまで増加しています。

 

下記が、マッキンゼーを評価した従業員・元従業員からのコメントです。

 

“Truly global staffing model and opportunities.”
“Impact and professional development.”
“Mentorship, responsibility, fast advancement.”
“Unparalleled development and business training.”

 

2. ボストン・コンサルティング・グループ(BCG):スコア8.623/10

ボストン・コンサルティング・グループマッキンゼーに次ぐ2位となっています。

ベイン・アンド・カンパニーとは肉薄する点数となっております。

 

2017年度の従業員数は14,000人です。

 

下記が、ボストン・コンサルティング・グループを評価した従業員・元従業員からのコメントです。

 

“Amazing people, ability to solve big problems, great benefits.”
“Flexibility and amazing client work.”
“Professional development.”
“Firm truly pushes to make job sustainable so it can keep top employees.”

 

3. ベイン・アンド・カンパニー(Bain):スコア8.528/10

ベイン・アンド・カンパニーが3位につけており、MBB(エムビービー)が1位〜3位までを独占しています。

 

ベイン・アンド・カンパニーマッキンゼー、BCGと比べて少数精鋭となっており、2017年の社員数は7,000名となっています。

 

ベイン・アンド・カンパニーの評価は以下の通りです。

“Being surrounded by the best business talent.”
“The experience of a lifetime.”
“Great company culture, highly motivated people—fun while you work.”

 

4. デロイトコンサルティング(Delloit):スコア6.855/10

デロイトトウシュトーマツが4位にランクインしています。

日本のデロイトトーマツコンサルティングは日本独自の資本のため、社名が異なっているのが特徴です(トーマツ=等松という会計士の先生のお名前です)。

 

デロイトトーマツコンサルティングを中心とする会計系のファームは大規模なのが特徴であり、2017年の従業員数は40,513名となっています。

 

デロイトコンサルティングの評価は下記の通りです。

“Career development and team collaboration.”
“Flexibility, prestige, culture.”
“The dollars spent on developing the people at Deloitte.”
“The work is interesting and impactful.”

 

5. プライスウォーターハウスクーパースPwC):6.486/10

プライスウォーターハウスクーパースが、会計系ではデロイトコンサルティングに次いで、5位となっています。

従業員数は46,000名となっており、会計系では最大規模となっています。

PwCは積極的にM&Aも行っており、今後も注目企業となると考えられます。

 

従業員からのコメントは以下の通りです。

“Feeling valued by the clients, exciting projects, flexibility, travel perks.”
I’m proud of the important problems our people are helping solve every day.”
“The best industry exposure possible.”

 

6. ブーズ・アレン・ハミルトン(Booz):スコア6.445/10

日本のブーズ・アレン・ハミルトンはStratedy&グループになっていますが、アメリカではブーズ・アレン・ハミルトン自体が上場しています。

 

従業員数は23,300人と規模も大きく、政府・公共機関部門にも強みを持っています。

 

ブーズ・アレン・ハミルトンの良い評価は下記のような内容となっています。

 

“Staff aug — not what they were.”
“One of the big guys.”
“Prestigious, direct.”
“Unrewarding government contracting.”

 

7. アーンスト・アンド・ヤング(EY):スコア6.301/10

7位はアーンスト・アンド・ヤング(EY)です。

EYのコンサルティングチームは日本法人ではまだスタートアップ段階ですが、アメリカでは西海岸、特にグーグルやHPなどIT企業に非常に大きな力を持っています。

 

グローバルの従業員数は、40,000人となっています。

 

“All employees I know say good things about this firm.”
“Big 4 reputation, slow to respond.”

 

8. アクセンチュア(Acc):スコア6.242

日本でも戦略コンサルティングおよびITコンサルティング知名度の高いアクセンチュアアメリカでも8位にランクインしました。

 

アクセンチュアはIT部門が非常に大規模なため、グローバルでの従業員数も411,000名まで拡大しています。

 

日本の戦略コンサルティンググループも中途採用・新卒採用を実施し、規模を拡大しています。

 

“Best people. Always willing to work their best no matter what the circumstances.”
“Great leadership, name and good benefits.”
“The ability to create your own opportunities and leaders that support you.”
“They make work fun and interesting every day. “

 

9. KPMG:スコア5.969

総合・会計ファームのKPMGが9位にランクインし、BIG4のすべての企業が10位以内にランクインしています。

KPMGの日本の戦略コンサルティング部門は比較的小規模ですが、積極的な採用を行っており、今後成長が期待されています。

 

KPMGのコンサルティングの従業員は40,000人となっています。

 

“Control over your own career development.”
“Early experience that I otherwise would not have received at other firms.”
“Looks good on a resume.”
“Structured mentoring.”

 

10. ATカーニー(ATK):スコア5.806

TOP10最後にATカーニーがランクインしました。

 

日本では製造業のコストカットコンサルティングやクールジャパンで強い知名度を誇るATカーニー。

 

もともとはマッキンゼーとATカーニーは同じ会社であり、そこから分離独立してATカーニーができたという経緯があります。

 

比較的小規模精鋭で、採用も大規模には行っていないため、グローバルの従業員数は3,600人となっています。

TOP10の中では最小規模のコンサルティングファームです。

 

“Generous and smart colleagues.”
“Fantastic culture and very talented people.”
“Opportunities for growth that competitors aren’t experiencing”

 

 

このようにランキングを見ていくと、MBBの評価が非常に高く、特にマッキンゼーが高いこと。次いでBIG4が強いというランキングとなりました。これは受験者の皆さんのイメージとも合っていたと思います。

 

1位のマッキンゼーから10位のATカーニーまで2ポイント以上離れているところが非常に印象的です。

 

10位以下のランキングにおいては、ガートナーやIBMなどIT系のコンサルティングファームが多くランキングしています。日本にまだ未進出のコンサルティングファームもありますので、こちらは随時ニュースとしてご紹介していきます。

 

このランキング他に、Valut社では、働きがいに関するコンサルティングファームのランキングも提供しています。

 

こちらのランキングについては、別の記事でお届けをしたいと思います。

コンサルティングファーム転職の失敗事例まとめ

コンサルティングファームに入社することは、採用数が増加している現在も他の転職先と比べて容易ではありません。

 

弊社調べでは、外資系の戦略コンサルティングファームの新卒採用の合格率は8〜10%程度、中途採用の合格率は5〜10%程度と言われています。

 

この難関をくぐり抜けるためには、成功事例に学ぶことと同様に、失敗事例から学ぶことも重要です。

 

今回のコラムでは、コンサルティングファームに転職する際によくある失敗事例をまとめました。

 

事例1:筆記試験での失敗

よくある失敗事例の最初に挙げられ、かつ一番手痛いミスが起きるのが筆記試験です。

 

筆記試験は、下記のコラムでも取り上げたように、きちんと時間をかけて対策を行えば通過することは難しくないのですが、東大や京大など学歴が高い方の場合、「勉強をしなくても自分は大丈夫だろう」「新卒時に周りが通過していたから簡単だろう」と考え、勉強をしない方が多数いらっしゃいます。

 

コンサルティングファームの筆記試験まとめ」

www.advantage-career.com

 

しかしながら、コンサルティングファームが課す筆記試験は、一般的な問題が出ることは少なく、独自の対策が必要なことがほとんどです。

 

例えば、マッキンゼーが例題として公開している「郵便局の売上や送付数を読み取り、月次の変化や利益を求める問題」であったり、ベイン・アンド・カンパニーが課す「自然・山・雨」の関係を答えるベン図の問題。同じくベイン・アンド・カンパニーやATカーニーが課す「GMATのCritical Reasoning」や判断数理の問題です。

 

また下記のような問題は、アクセンチュアWEBテストで出題され得る予想問題ですが、1分以内に回答できるでしょうか。

 

 

筆記試験は全体の対策時間の20〜30%を費やすべきだと言っても過言ではありません。

 

なぜなら、ケース面接では自分の感覚での出来・不出来がダイレクトに面接結果に跳ね返るとは言えませんが、筆記試験においては合格しなければ、ケース面接に進むことができず、その場で失敗となってしまうからです。

 

Advantage Careerでは、各社の筆記試験の過去の問題を網羅的に研究し、最短ルートで対策を可能としております。

 

筆記試験での失敗を防ぐことが、コンサルティングファームに転職する上で、まず一番重要なファクターです。

 

事例2:志望動機面接での失敗

2つ目のよくある失敗事例は、志望動機面接での失敗です。

 

志望動機面接は、各ファームによって、ケース面接のアイスブレイク/前半分で行われることもありますし、それだけが独立して行われることもあります。

 

志望動機面接での失敗事例は、仕事内容・業務に関する調査不足が原因です。

 

中途採用で採用される場合、コンサルティングファームではアナリスト/ジュニアアソシエイトもしくはアソシエイトとして採用されることがほとんどです。

 

アナリストもしくはアソシエイトの仕事の大半は調査・分析であり、クライアントの社内に常駐して仕事を行うことも少なくありません。

 

そのような働き方・仕事内容を理解していなければ、「コンサルティングファームを経て起業したい」といった志望動機を答えてしまい、志望動機面接の段階でNGとなりかねません。

 

また、各コンサルティングファームは同じように見えますが、それぞれ得意分野であったり、コンサルティングにあたってのビジョンや取り組み方には特徴があります。

 

例えば、マッキンゼーはいくつかの書籍でも言及されているように、NO.1企業をターゲットに、当初からあるべき姿に向けて仮説を絞っていく王道のコンサルティングを行うことが多く、当たり外れのない提案がほとんどです。

 

一方で、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)では、マッキンゼーの狙っていないNo2やNo3の企業に対して、差別化戦略を実行するための、発散ベースでユニークな提案・コンサルティングを行うことも多くあり、マッキンゼーよりも特徴のある提案をすることが多いようです。

 

このような、コンサルティングファームの特徴についても、ある程度は理解しておく必要があります。

 

事例3:ケース面接での失敗

失敗事例の3つ目はケース面接での失敗事例です。

 

ケース面接での失敗事例としては、大きくわけて2つの失敗があります。

 

1つ目が、面接官とのコミュニケーションをほとんど取らず、自分だけでケースを進めていってしまう失敗です。

 

書籍をメインに勉強をする方によくある失敗なのですが、ケース面接で重要なのは、コンサルティングファームでの仕事の疑似体験として、他のコンサルタントやクライアントとディスカッションをしながら仮説を高めていくところにあります。

 

当然、自身の考え方が間違っていることもありますし、クライアントから新しい情報を引き出すことで、仮説が進化していき、より良い仮説にたどり着くこともあります。

 

このような全体から仮説思考で物事をロジカルに考えられるか、的確なコミュニケーションを取る力があるか、という点をケース面接では見られていますので、答え方がわかったからと言って、一人で進めていくだけでは、合格を勝ち取ることは難しいでしょう。

 

したがって、面接官に対して、終始「このような考え方で進めていきたいのですが、よろしいでしょうか」「私はこの要素のこの部分について、Aであると考えております」と、確認や意見を仰ぎながら進めていくのが合格への第一歩です。

 

2つ目の失敗としては、細かな数字の計算にとらわれて、大枠を見失ってしまうという失敗です。

 

特に理系出身の方にありがちですが、フェルミ推定やケース面接の数字算定の際に、細かな単位・桁数の計算に戸惑ってしまい、時間をロスしてしまうという失敗はよく見受けられます。

 

ケース面接ではロジックについて求められているのであり、細かな計算の速さや正確さを試しているものではありません。

 

数字はある程度丸めた形で計算し、早く計算することで、面接官とのディスカッションの時間確保が重要です。

【2018年版】外資系コンサルティングファームの中途採用筆記試験まとめ

筆記試験の概要

戦略コンサルティングファーム、総合系コンサルティングファームでは、書類選考の次のステップとして、筆記試験が導入されています。

これらの筆記試験は、各コンサルティングファームによって出題形式・傾向はそれぞれ異なっています。

下記で、筆記試験の概要についておさらいしておきましょう。

①SPI

②玉手箱

③自宅型SPI(WEBテスティングサービス)

④判断数理

⑤GMAT

⑥オリジナル

 

コンサルティングファームの筆記試験内容
マッキンゼー(McK)

自社のオリジナル問題が出題される。

内容は数字の計算を利用およびロジカルシンキングを活用しながら、コンサルティングファームのプロジェクトの類題を解いていくケースがお題になっている。

マッキンゼー社のHPには、下記の3つのケースが例題として公開されているが、実際のケースは英語ではなく日本語で出題される点に注意が必要である。

マッキンゼー社が公開している例題一覧:

・模擬試験A
・模擬試験B
・模擬試験C

実際に出題される問題のレベルは、過去の実績ベースでは、AとBの間のレベルであると推察される。また、Aについては、新卒サービスのOne Career社で日本語訳を公開しているので、確認しておきたい。

「完全和訳:超難関マッキンゼーの筆記試験」

 

ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)

ボストン・コンサルティング・グループリクルート社のSPIが出題されている。

SPIは新卒採用の際に受験した方も多いと思われるが、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)で求められている合格レベルは10段階中の9であり、ゴールドマン・サックス日本銀行と同様のレベルである。

従って、これまでにSPIの対策をしたことがある方も、特に数学の推論問題を再度勉強する必要があるだろう。

SPIの対策としては『2020最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集』がオススメの対策書である。

『2020最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集』

https://goo.gl/eRms9x

 

ベイン・アンド・カンパニー

ベイン・アンド・カンパニーの筆記試験は判断数理とGMATを合わせたオリジナル問題と言われている。

出題形式としては、ベン図の問題、判断数理の問題、GMATの問題が出題される。

 ベン図の問題は、「自然・山・川」といった3つの単語がどのような関係にあるのかを5つの選択肢から選ぶ問題である。言葉が問題が難しいということはないが、何がどこに分類されるのかは悩ましい問題が多い特徴である。また、出題に対する対策法がないのが現状である。

判断数理の問題は、2分程度で基礎的な判断数理の問題を解く必要がある。この点はATカーニーが出題する問題よりレベルが簡単な問題であるため、下記の対策本を2回程度解いておけば問題ない。

『上・中級公務員 標準判断推理―確かな解答力が身につく“基本書” 』

https://goo.gl/k66gr9

最後にGMATの問題は、例年GMATの過去問題の日本語版が出題されている。まずは基本的なレベルの知識を解くために、アルクの『新テスト対応版 MBA留学 GMAT完全攻略』を解くことが必要である。出題は「Critical Reasoning」からのみであること、そして英語版ではなく、日本語版であるため、答えに記載されている日本語版を読みながら、答えを出せば良い。

『新テスト対応版 MBA留学 GMAT完全攻略』

https://goo.gl/PwWMxU

その後、Official Guideを1度解いておけば、ベイン・アンド・カンパニーの筆記試験対策およびATカーニーの判断数理・GMAT対策が完成する。過去問題としては、下記がオススメ書籍である。

『GMAT Official Guide 2018: Book + Online』

https://goo.gl/aJxw9m

 

・ATカーニー(ATK)

ATカーニーの筆記試験は、課される人と課されない人の2パターンがあります。課されない方は、ある程度の職務経験があり、かつ著名な大学卒・企業にいらっしゃる方です。

筆記試験が課される場合、ATカーニーの筆記試験は、新卒採用と同様の問題であり、判断数理とGMATの問題です。

判断数理の問題は1問あたり5分程度かかる、比較的難易度の高い問題であり、GMATの問題は、アルクの書籍に出るレベルの問題です。

ATカーニーの筆記試験はボーダーが高く、マッキンゼーベイン・アンド・カンパニーと並んで、最難関の筆記試験の1つであると言えます。

対策方法としては、ベイン・アンド・カンパニーと同様に、判断数理とGMATの対策が必須です。

『上・中級公務員 標準判断推理―確かな解答力が身につく“基本書” 』

https://goo.gl/k66gr9

『新テスト対応版 MBA留学 GMAT完全攻略』

 

・Strategy&

Strategy&の筆記試験はボストン・コンサルティング・グループと同様に、SPIである。

ボストン・コンサルティング・グループにおいては、レベル9という評価が必要であるが、Strategy&では、レベル8で十分であるというのが、これまでの実績ベースでのボーダーラインである。

しかしレベル8というと、3~4問程度間違えていいレベルであり、簡単ではない。

筆記試験が苦手な方、中学受験の経験がない方、理系出身ではない方はSPIの対策だけで1ヶ月ほど見たほうが良いであろう。

ボストン・コンサルティング・グループと同様に、SPIの対策としては『2020最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集』がオススメの対策書である。

『2020最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集』

https://goo.gl/eRms9x

 

・ローランド・ベルガー(RB)

ローランド・ベルガーの筆記試験は、オリジナルの判断数理の問題であり、新卒採用の場合と異なり難易度が高いことで有名です。

判断数理のレベルはATカーニーと同様のため、『上・中級公務員 標準判断推理―確かな解答力が身につく“基本書”』の練習問題を3分程度で解けるようになる必要があります。

『上・中級公務員 標準判断推理―確かな解答力が身につく“基本書” 』

https://goo.gl/k66gr9

判断数理が苦手な方は、こちらの問題集からスタートすることをオススメ致します。

『公務員試験 判断推理必殺の解法パターン』

 

アクセンチュアストラテジーグループ

アクセンチュアのストラテジーグループで出題される筆記試験は、新卒採用と同様に玉手箱です。玉手箱とは、WEB−GABと言われている種類であり、表の穴埋め問題、文章の読み取りを行うWEBテストのことを指します。

玉手箱の攻略法は、表の穴埋めの攻略と同様であり、「Advantage Career」では市販書籍に加えて、オリジナル問題を用意し、対策を推奨しています。

玉手箱の一般的な対策書籍としては、ノートの会の書籍が著名です。

『必勝・就職試験! 【玉手箱・C-GAB対策用】8割が落とされる「Webテスト」完全突破法【1】』

https://goo.gl/jgSLlx

 

ドリームインキュベータ・ADL

筆記試験の実施はありません。

【2018年対策】Advantage Careerのサービス紹介

Advantage Careerのビジョン

キャリアの決定は、人生における最も重要な意思決定のうちの1つです。

 

www.advantage-career.com

 

大手企業で幹部を目指すキャリア、起業をしてIPOを目指すキャリア、コンサルティングファームで大企業向けのコンサルティングを行うキャリア、PEファンドなど投資業務を行うキャリアなど、幅広いキャリア構築の機会があります。

 

近年の中途採用市場では、これまでの経験を生かして、コンサルティングファームや投資業務など、M&Aアドバイザリー業務など新しいキャリアにチャレンジすることも容易になってきております。

 

我々は中途採用にて、未経験から戦略コンサルタントを目指す方をサポートし、「新しい未来」を歩みだすためのお手伝いをしております。

 

中途採用で戦略コンサルティングファームに入社することで得られるキャリア上のメリットは計り知れません。

 

その後のキャリアを優位に進めるためにも我々と共にチャレンジをしましょう。

 

Advantage Careerのサービス

Advantage Careerが「未経験から戦略コンサルティングファーム」を目指すために、サポートする領域は大きく分けて5つあります。

 

それぞれ、中途採用の選考対策上重要なものですので、「合格講座」として講義形式・メンタリングを行っております。

 

ロジカルシンキング

ロジカルシンキングを鍛えることは、ケース面接対策の基礎となるだけでなく、履歴書や職務経歴書のレベルアップ、筆記試験の対策、そして日々の業務のスキルアップにも繋がります。Advantage Careerではロジカルシンキングを基礎科目とし、コンサルタントになるための基礎的な思考力を鍛えることを目的としています。

 

②書類審査・筆記試験:

戦略コンサルティングファームに入社するためには、魅力的な人物であることが必須です。しかしながら、履歴書と筆記試験を通過することができなければ、これまでのキャリアや講座で学んできたことが活かすことができません。Advantage Careerでは、ケース面接に進むために、唯一、各筆記試験分析し、攻略法を提供しています。

 

③ケース面接:

戦略コンサルティングファームの最大の難関は数回のケース面接です。中途採用のケース面接には一般的なケース面接の他にも、自身のキャリアに関するケースが出題されます。またその内容も新卒採用よりもビジネス知識が求められます。Advantage Careerでは、過去の傾向を分析し、どの問題でも対応できる解決策を講義しています。

 

④ビジネス知識基礎:

中途採用で戦略コンサルティングファームにチャレンジする場合、基礎的なビジネス知識があることが前提となっています。Advantage Careerでは、基礎的な教科書を元にビジネス基礎知識を習得するための特別講座を開催しています。知識を身に着けたい外部生や企業研修の方も歓迎です。

 

⑤バリュエーション:

戦略コンサルティングファームの中でも、M&Aのプロジェクトに関わりたい方、FAS系、M&Aコンサルティングファームを目指されたい方向けに、バリュエーションに関する特別講義を提供しております。会計基礎から初歩的なバリュエーションまでを網羅し、選考上の他者との差別化ポイントを築きます。

 

Advantage Careerのサポート体制

①過去問題を徹底的に分析した「合格講座」

 

②希望のキャリアと各ファームの特徴を捉えた「キャリア構築支援」

 

③多忙な方・企業向けのロジカルシンキング・ケース対策パッケージの提供」

外資系コンサルティングファーム対策オススメ本(21冊)

 

 

www.advantage-career.com

 

ロジカルシンキング対策(6冊)

『論点思考』 内田 和成著 おすすめ度☆☆☆

本書は、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)シニアアドバイザーの内田氏が記した本で、戦略コンサルティングファームで最も重要なのは「論点設定」をする力を学ぶことができます。

最初の例題として紹介される、「1つのケーキを2名で公平にわかるにはどうしたらよいか?」という問いにおいて重要なのは、解決策ではなく、「公平とは何か?」という論点を設定することです。

後半では、BCGの戦略コンサルタントの思考プロセスについても記載があり、戦略コンサルティングファームを目指す方に、最初に読んでいただきたいオススメの一冊です。

https://goo.gl/mLnzH6

 

『仮説思考』 内田和成著 おすすめ度☆☆☆

本書もボストン・コンサルティング・グループのシニアアドバイザーである内田氏が記した本で、論点思考とセットになっています。「優秀な人は総じてすばやく問題を発見したら、解決策にたどり着くのが早い」という視点から、コンサルタントのものの考え方や仕事の進め方について説明している。

論点思考の中でも仮説思考に関する記述が出てきますが、内容については、ロジカルシンキングの基礎が網羅されているので、仮説思考の中で一読されることをおすすめ致します。

 

仮説思考のまとめは記事は下記からご確認ください。

その1:https://www.advantage-career.com/hypothesis-uchida/

その2:https://www.advantage-career.com/hypothesis-uchida2/

 

『戦略思考コンプリートブック』河瀬 誠著 おすすめ度☆☆☆

本書はロジカルシンキング・ケース面接対策の基礎力向上にオススメの書籍です。

①課題設定②分析③解決策の立案④実行という問題解決プロセスのうち、①課題設定方法と②分析方法を中心に解説を行っています。

特にイシューツリー(ロジックツリー)の構築方法については、他書よりも詳しく説明されており、ボトムアップトップダウンの両方からロジックを組み立てる方法が説明されています。

https://goo.gl/4kSRXT

 

・『イシューからはじめよ』 安宅和人著 おすすめ度☆☆

本書は元マッキンゼー・アンド・カンパニー(McK)で現ヤフーCSOの安宅氏が、仕事をする中で、「いま本当に解くべき課題」から仕事をすることの重要性を解いています。

「イシュー」とは、「2つ以上の集団の間で決着のついていない問題」であり「根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題」の両方の条件を満たすものことです。
そもそも、あなたが「問題だ」と思っていることは、そのほとんどが、「いま、この局面でケリをつけるべき問題=イシュー」ではないことがほとんどです。
論点思考と同様に、問題解決のキモ=「イシュー」を見極めることが重要であることを学ぶことができます。

https://goo.gl/pYeEVs

 

『思考・論理・分析』 波頭亮著 おすすめ度☆☆

本書は、マッキンゼー・アンド・カンパニー(McK)で大前研一氏とトップをはっていた波頭氏が思考とは何かを論理学的な視点から考え、ロジカルシンキングを身につけるという流れで説明した書籍です。

人間は普段、どのように考えているのか?という哲学・論理学から、ロジカルシンキングを学ぶことができるため、

腹落ちしやすい説明になっています。

また、分析編では、パワーポイント(チャート)の作り方やデータ分析の仕方/まとめ方を紹介しています。

http://amzn.asia/4pFNjzY

 

・『BBTシリーズ8 コンサルティング入門』内田和成著 おすすめ度☆☆☆

本書は大前研一氏が主催するBBTの「コンサルティング入門」の映像を書籍化したものです。

BCGの内田氏を中心に、BCGのパートナー陣がコンサルティングノウハウやクライアントのインタビューの仕方を説明しています。志望理由のブラッシュアップおよびケース対策の事前勉強として読んでおきたい一冊です。

https://goo.gl/u7sLgp

 

ビジネス基礎(4冊)

・『大学4年間の経営学見るだけノート』 平野 敦士 カール著 おすすめ度☆☆

経営学における基礎的な内容を見開き2ページかつ絵本のような構成で説明しています。

経営に関する知識がほとんど無い方が、基礎知識をつける最初の一歩にうってつけの本です。

新卒採用における対策本としても人気が出てきています。

https://goo.gl/a4Xsem

 

・『MBAマネジメントブック<第三版>』 グロービス経営大学院著 おすすめ度☆☆☆ 

経営学に関する全般を、「経営戦略論」、「組織論」、「マーケティング」、「アカウンティング」、「ファイナンス」の分野ごとに見開き2ページで1つの内容の説明しています。特に、経営戦略論とマーケティングについては、ケース面接のアイデアの幅を広げるために必要な知識を網羅していますので、一読をオススメします。

https://goo.gl/UwwJJX

 

・『ドリルを売るには穴を売れ」 佐藤 義典著 おすすめ度☆☆☆

本書はマーケティングの基礎を学ぶ上でオススメの1冊です。

「商品を売るには、顧客にとっての『価値』から考えよ」という視点から「価値」を切り口にして、売り方の基本をSTP→4Pというマーケティングの基本的なフレームワークに沿ってわかりやすく説明しています。

すなわち、「あなたは何を売っているのか(ベネフィット)」、「誰に売っているのか(ターゲティング)」、「あなたの商品でなければならない理由はなにか(差別化)」「その価値をどうやって届けるのか(4P)」というマーケティング思考をストーリー仕立てで学ぶことができます。初めてマーケティングを学ぶ方にオススメです。

https://goo.gl/iCDKkU

 

・『100円のコーラを1000円で売る方法』 永井 孝尚著 おすすめ度☆☆

こちらも『ドリルを売るには穴を売れ』と同様に、マーケティングの基本的な考え方をストーリー仕立てで学ぶことができます。

コトラーの基礎的なフレームワークをおさえつつ、ブルーオーシャン戦略やキャズム理論など、新規事業立ち上げで利用するフレームワークが多く紹介されていますので、新規事業系のケース面接対策にオススメの一冊です。

https://goo.gl/FQC6Pk

 

コンサルティングファーム情報(3冊)

・『コンサルティングファームの基本』 神川 貴実彦著 おすすめ度☆☆

本書は、コンサルティングファームの基礎的な知識やビジネス用語、領域の説明、プロジェクト事例、各コンサルティングファームの特徴など幅広い情報を1冊にまとめています。志望動機対策に手元に1冊置いておきたい一冊です。

https://goo.gl/TyaqiU

 

・『コンサルティング業界大研究』ジョブウェブ コンサルティングファーム研究会  おすすめ度☆☆

コンサルティングファームに関する基礎知識から、各コンサルティングファームの特徴、採用・昇進プロセスなど、徹底的にコンサルティングファームの調査を行って書かれた書籍です。現役のコンサルタントへのインタビューなど、読み物としても非常によく書かれています。本書か『コンサルティングファームの基本』のどちらかは志望動機対策として手に入れておく必要があります。

https://goo.gl/bJoRrj

 

『コンサル100年史』 並木裕太著 おすすめ度☆

マッキンゼー・アンド・カンパニーで天才と言われ、現在フィールド・マネージメント(FM)代表の並木さんがコンサルティングファームの歴史、コンサルティングファームの働き方や今後のあるべき姿についてまとめた本です。

非常に分厚い本となっていますので、コンサルティングファーム対策としては、2章のコンサルティングファームの働き方をメインで目を通せば十分であると思います。

コンサルティングファームの発展の歴史に興味がある方は1章を軽く目を通していただくことも良いと思います。

https://goo.gl/4ehC2F

 

ケース面接対策(5冊)

・『現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート』東大ケーススタディ研究会著 おすすめ度☆☆

本書は、コンサルティングファームのケース面接試験でよく用いられる、「フェルミ推定」に関する基礎的な本です。

初めてフェルミ推定に取り組む方が、思考のプロセスを学ぶためにうってつけです。ケース面接は口頭で行われるものですので、書籍では、自身で問題を解いてみて、解答を参考にする程度で問題ありません。

https://goo.gl/7i5Hpb

 

・『~東大生が書いた~問題を解く力を鍛えるケース問題ノート』東大ケーススタディ研究会著 おすすめ度☆☆

解説/要約はタイトルをクリックして、ご確認ください。

https://www.advantage-career.com/todai-case/

 

・『過去問で鍛える地頭力 外資系コンサルの面接試験問題』大石哲之著 おすすめ度☆☆

本書は、元アクセンチュアの戦略コンサルタントの大石さんが書かれたフェルミ推定とケース面接問題の書籍です。

フェルミ推定とケース面接の両方が1冊にまとまった書籍は他にないため、初期段階でケース面接の全体像をつかむためにうってつけです。解答の良し悪しについては、議論があるため、参考程度に留めてください。

 

・『戦略コンサルティング・ファームの面接試験』マーク・ゴゼンティーノ著 おすすめ度☆☆

本書は海外でケース面接対策として定評のある、『Case in Point』の日本語版です。後半のケース面接部分は、日本のケース面接とは異なる形式なので、利用する必要はありませんが、前半のケース面接の準備方法や、ケース面接の失敗方法などについては、きちんと理解しておく必要があります。また、考え方のフレームワークとして、アイビーフレームワークについても理解することをオススメ致します。

 

・『戦略コンサルティング・ファームの面接攻略法』ビクター・チェン著 おすすめ度☆☆

本書は、マーク・ゴゼンティーノの書籍と同様に、海外のケース対策本として著名な書籍です。

本書がマーク・ゴゼンティーノの書籍と異なる点は、ビクター・チェン自身がマッキンゼーの面接官として、ケース面接をしていた際の経験から、面接官がどのような視点を評価しているか、という点を学ぶことができる点にあります。

本書をある程度準備が進んだ段階で読むことで、ケース対策のレベルをもう一段階引き上げることができます。

https://goo.gl/nba34n

 

会計・ファイナンス(3冊)

・『財務諸表3表一体理解法』  國貞克則著 おすすめ度☆☆☆

本書は、企業の財務諸表であるPL, BS,CSについて、簿記を学ばなくともそれぞれが理解できるように工夫された、良書です。

本書の内容を理解することで「利益を上げる」ケース問題への対応や、M&Aに関するケース問題への対応力が身につきます。特に、ベイン・アンド・カンパニーFAS系のコンサルティングファームを受ける方にオススメの書籍です。

https://goo.gl/bcAqs1

 

・『IPGI流経営分析のリアルノウハウ』 冨山和彦著 おすすめ度☆☆☆

本書は、「apple to apple」な正しい経営分析を行うことができるようになるために、必要な基本的な考え方を学ぶことができます。一般的に経営分析で行いがちな、比較してはいけないものを比較してしまうことです。本書をよむことで、正しく企業の業績をわかる基礎を身につけられることができます。コンサルティングファームに入社するまでには読んでおきたい1冊です。

https://goo.gl/j2UyfB

 

・『MBAバリュエーション』 森生 明著 おすすめ度☆☆☆

本書は、企業価値評価の最も代表的な書籍の1冊です。新卒採用にて投資銀行を受験する学生の中では最も著名な1冊となっており、中途採用においても、ファイナンスM&A部門のコンサルティングファームを受験する方は必ず目を通しておきたい1冊です。選考官も読んでいることが多く、「どんな本を読んだ?」と言った面接の質問にも有効です。

https://goo.gl/RBXsyL

【要約】仮説思考 BCG流問題発見・解決の発想法 その2【☆☆☆】

今回は、内田和成氏の『仮説思考』の後半部分の要約をお送り致します。

 

後半部分では、コンサルタントの仕事ぶりや実際の分析スキルについても議論がされておりますので、コンサルティングファームを目指す方は全て目を通していただくことをオススメ致します。

 

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【前回の振り返り】

 

・仮説思考を持つことは、仕事を効率的に行う点でメリットがあるだけでなく、有効な解決策にたどり着くためにも重要である。

 

・多くの企業は情報を収集することにあくせくしすぎており、情報の海におぼれてしまってアクションができないでいる。一方で、仮説を検証する思考法を持つ、セブン-イレブンでは365回のトライアルを行っている。

 

・仮説思考を進めていく中で、全体のストーリ構成を先に用意し、それを深掘りして検証していくことが有効である。検証していく中で、間違いが見つかれば、仮説を修正すればよい。

 

【第3章】仮説を立てる

コンサルタントに聞いてみると、仮説はコンサルタント同士や顧客とのディスカッションから生まれることが一番多かった。2番目は顧客や取引先へのフィールドインタビューの際に思いつくという回答であった。

 

・仮説を立てる方法には定石はない。一般的には、分析結果から仮説を立てる方法と、インタビューから仮説を立てる方法、ヒラメキの3つがある。

 

・仮説思考の人で問題解決にあたり、分析に頼るのは3割ぐらい。むしろ、分析に着手する前に仮説を立て、深掘りすべき分野を絞り込んだ上で、そこについて分析を行い、仮説の検証・進化につなげていく。

 

・仮説構築のインタビュー技術としては、インタビューの目的を決めることから始まる。

 

目的① 業界・業務を理解する

書籍よりも実際に働いている人から直接情報を得るほうがわかりやすく実態を性格に把握できる。

目的② 問題を発見・整理する

顧客の経営陣が何が問題かを理解している場合は多くない。インタビューによって問題を発見し、整理していくことが大切。

目的③ 仮説を構築・検証する

よい仮説をつくっていく、あるいはつくった仮説が本当に正しいか検証していくためにインタビューを利用する。

 

・フィールドインタビューで現場現状や実態を把握することは、問題を発見し、それを効果的に解決していくための土台となる。そういう意味でフィールドインタビューは宝の山といえる。

 

・質問は深く掘り下げていく必要がある。仮説を立てるためにも、仮説を進化させるためにもこれはとても重要なこと。

 

「わが社のA商品はシェアが高くて好評だ」→「なぜA商品のシェアは高いのですか?」→「A商品の商品力が優れているからだ」→「どういう点で商品力が優れているのですか?」→「A商品は多機能だから消費者に支持された」

 

・インタビューメモをつくる目的は、①自分の頭を整理するため、②インタビューで得たことを他人とシェアするため③プレゼン資料を作成するときのベースにするため。

 

・「ヒラメキ」を意図的に生むためには、①反対側(消費者側・現場側・競争相手)から見る、②両極端に振って考える、③ゼロベースで考えることが必要。

 

・最初から非現実的な仮説や突拍子もない仮説を除いて考えると、常識的な考えしか思い浮かばず、真の課題や原因にたどり着かないことがある。

 

・よい仮説の条件ー悪い仮説とどこが違うのか

 

①掘り下げられている

悪い仮説の例:「営業マンの効率が悪い」「できない営業マンが多い」、「若手営業マンが十分教育を受けていない」

 

よい仮説の例:「営業マンがデスクワークに忙殺されて、取引先に出向く時間がない」、「営業マン同士の情報交換が不十分で、できる営業マンのノウハウがシェアされていない」、「営業所長がプレイングマネージャーのため、自分自身の営業活動に忙しく、若手の指導や同行セールスができていない」

 

②アクションに結びつく

よい仮説の事例では、仮説が証明された場合に、すぐに実行できる解決策を出すことができる。これがよい仮説がアクションに結びつくという条件である。

 

事例:売上が上がらない理由を構造化する

仮説(1)総需要が減少→なぜ減少したか

仮説(2)総需要は減少していないもしくは増加しているけれでも、競合に負けている。

(2-1) 製品力で競合に負けている

(2-2)販売力・マーケティング力で競合に負けている

 

・上記で立てた仮説を検証して絞り込み、可能性のある仮説については、更に踏み込んで仮説を立てて、検証する。それを繰り返すことで仮説を進化させていくのが、イシューツリーを使ったアプローチ方法。この方法を使うと、自分が立てた仮説を検証するときにわかりやすく整理されるし、相手を説得するときにも有効である。

 

【4章】仮説を検証する

・仮説を検証する方法は、①実験による検証、②ディスカッションによる検証、③分析による検証の3つがある。コンサルタントはこれらを個別に行うというのではなく、組み合わせて用いている。

 

・実験による検証としては、セブン-イレブンの「200円のおにぎり」の事例と、ソニーの「消費者刺激型開発」の事例がある。

 

セブン-イレブンでは、おにぎりは100円〜130円というものが常識と考えられていた中で、「品質・味が良ければ200円のおにぎりも売れる」という仮説を立てた。まずは赤字覚悟でほとんどのおにぎりを100円で売ってみたところ,売上20%程度伸びた。次に200円の質の高いおにぎりを売り出したところ、価格を下げたときよりも遥かに高い売上を上げることができた。

 

ソニーでは、消費者刺激型開発というものがある。CDプレイヤーを開発した際に、多様な新商品を出してみて、反応のより商品を見極め、そこにバリエーションを展開して、消費者の反応を見るという製品開発を行ったのである。

 

・このような大掛かりな仮説検証ができない場合には、テストマーケティングは有効な手段である。

 

・ディスカッションによる検証としては、コンサルティングファームでは同僚やその道のベテランを交えてディスカッションすることで、自分の考えが進化したり、勘違いや思い違いを排除することができると言われている。また思い切った発想が必要なときには、逆にその分野では門外漢だが、幅広い教養を持った人物や、素人の方が、ユニークで斬新なアイデアが出てくることが多い。

 

・上手なディスカッションを実施するコツとしては、①必ず仮説を立てて行うこと、②仮説を否定せずに進化を目指すこと、③議論は負けるが勝ち、④メンバーはバラエティ豊かに

 

・分析の基本は、精緻なものではなく、クイック&ダーティー。ときに、その辺にある封筒の裏を使って、ちょことこと計算を行うことから、「バック・オブ・エンベロップ」分析とも言う。

 

・分析を行う目的は、①問題を発見する②相手を説得する③自分を納得させるの3点。

 

定量分析の基本技:

①比較・差異する分析

②時系列による分析

③分布による分析

因数分解による分析

 

【第5章】仮説思考力を高める

・良い仮説は裏打ちされた直感から生まれる

→仮説思考力が高まっていくと、最初から相当筋の良い仮説を立てることができる。検証した結果誤っていたので不振り出しに戻って仮説を立て直すということがほとんどなくなる。

 

・少なくても、筋のよい仮説を立てる確率は上がる。言葉を変えれば、最初から進化した仮説を立てられるとも言える。

 

・トレーニング①:So What?を考える

・トレーニング②:なぜを繰り返す

BCGでは、なぜを最低5回を繰り返すことをルールとしている。

 

【まとめ】

・仮説の効用は、仕事が速くなる、質が上がることにある。

 

・部分の積み上げで物事を証明していくスタイルではなく、まず全体像から入って、必要な部分のみ細部にこだわる、あるいは証明をおこなうという取り組み方がある。こういう取り組み方を続けていけば、物事の全体をつかむ力が確実に向上する。

 

・仮説思考は、組織にとっても大事な役割を果たす。仮説・検証を組織全体で共有化できれば、個人の学習に比べて効果ははるかに大きい。

すなわち、企業の組織能力を飛躍的に高めることができる。学習できる、すなわち成長できる組織になるには、仮説・検証の繰り返し、すなわち仮説・検証で得た学びを組織で共有化することだ。

 

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【2018年版】日系・外資系コンサルティングファームまとめ【35社】

中途採用市場においてコンサルティングファームというと、マッキンゼー・アンド・カンパニー(McK)やボストン・コンサルティング・グループ(BCG)、ベイン・アンド・カンパニー(Bain)、といった外資系の戦略系コンサルティングファームが有名です。

 

特に、マッキンゼー・アンド・カンパニー(McK)、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)、ベイン・アンド・カンパニー(Bain)の3社はMBB(エムビービー)と呼ばれており、海外での知名度も含めて、最も大規模かつ難関な戦略コンサルティングファームと言われています。

 

一方で、Deloitte、KPMG、PwC、AGSを中心とする会計系ファームGCAやデロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー、PwCアドバイザリーなどの財務・M&AコンサルティングファームM&A系ファーム。アリックスパートナーズやフロンティア・マネジメントなどの企業再生系ファーム。そしてドリームインキュベータ(DI)やコーポレートディレクションCDI)といった日系戦略コンサルティングファームなど、一口に「コンサルティングファーム」と言っても幅広いコンサルティングファームの種類があります。

 

Advantage Careerではそれぞれのコンサルティングファームの情報提供と共に、書類審査や筆記試験、ケース面接・スキルチェックテストなどを分析し、それぞれのファームに合う対策法を提供しております。

 

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どのようなコンサルティングファームがあるのかについて、35社記載致しました。

下記でご確認ください。

 

戦略コンサルティングファーム(11社)

日本で積極的な中途採用を行っている外資系戦略コンサルティングファームは下記の通りです。

各企業ごとの詳細な企業情報は個別企業ページにてご確認ください。

 

マッキンゼー・アンド・カンパニー(McK)

https://www.mckinsey.com/jp

ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)

https://www.bcg.com/ja-jp/default.aspx

ベイン・アンド・カンパニー(Bain)

http://www.bain.co.jp/

・Strategy&

https://www.strategyand.pwc.com/jp/home

・ATカーニー(ATK)

http://www.atkearney.co.jp/

・ローランド・ベルガー(RB)

http://www.rolandberger.co.jp/

・アーサー・ディー・リトル(ADL)

http://www.adlittle.jp/about-us_jp.html

アクセンチュア・ストラテジーグループ

https://www.accenture.com/jp-ja/strategy-index

・ZSアソシエイツ

https://www.zs.com/regions/asia/japan

・オリバーワイマン

http://www.oliverwyman.jp/

・Mars&co.

https://www.marsandco.com/?lang=ja

 

会計(総合)系コンサルティングファーム(4社)

グローバルに活動しているBIG4のうち、経営戦略に関するコンサルティングを提供している部門は下記の4社です。

各企業ごとの詳細な企業情報は個別企業ページにてご確認ください。

 

・デロイトトーマツコンサルティング(DTC)

https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/dtc/dtc.html

PwCコンサルティング

https://www.pwc.com/jp/ja/about-us/member/consulting.html

・KPMGコンサルティング

https://home.kpmg.com/jp/ja/home/about/kc.html

・EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング

https://www.eyadvisory.co.jp/

 

M&A・財務系コンサルティングファーム(5社)

近年高年収で注目を集めているM&A系のコンサルティングファームは下記の通りです。ファイナンシャル・アドバイザリーサービス(FAS)では、M&A以外にも資本政策やフォレンジックサービス(不正防止)の提供なども行っています。

 

・デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー(デロイトFAS

https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/…/deloitte-tohmatsu-financial-advisory.html

PwCアドバイザリー

https://www.pwc.com/jp/ja/about-us/member/deal-advisory.html

・KPMG FAS

https://home.kpmg.com/jp/ja/home/about/fas.html

GCA

http://www.gcaglobal.co.jp/

・AGSコンサルティング

http://www.agsc.co.jp/

 

企業再生系ファーム(4社)

日本企業の成熟化や後継者不足と共に、企業業績の悪化する企業が増加しています。

近年、売上向上やコスト削減を得意とする企業再生系ファームへの注目が集まっています。

 

・アリックスパートナーズ

https://www.alixpartners.com/

アルバレス・アンド・マーシャル

https://www.alvarezandmarsal.com/

経営共創基盤(IGPI)

https://www.igpi.co.jp/

・フロンティア・マネジメント

http://www.frontier-mgmt.com/

 

日系コンサルティングファーム(11社)

好景気と共に、日系のコンサルティングファームでも採用が積極化しています。特にドリームインキュベータは、外資コンサルティングファーム出身者を積極的に採用し、投資事業に力を入れています。

 

中途採用市場では知名度が低い企業もありますが、新卒採用市場では、知名度が高い企業もあります。

中途採用で戦略コンサルティングファームを受験される皆様には、是非受験をオススメしております。

 

ドリームインキュベータ(DI)

http://www.dreamincubator.co.jp/

・コーポレートディレクションCDI

https://www.cdi-japan.co.jp/

・フィールド・マネージメント(FM)

http://www.field-mgmt.com/

経営共創基盤(IGPI)

https://www.igpi.co.jp/

・P&Eディレクション

http://www.ped.co.jp/

・YCPホールディングス

http://ycp.com/ja/

・アレストラパートナーズ

http://alestra.co.jp/

アビームコンサルティング

http://jp.abeam.com/

・シグマクシス

https://www.sigmaxyz.com/

・リブ・コンサルティング

https://www.libcon.co.jp/

・ベイカレント・コンサルティング

http://www.baycurrent.co.jp/

 

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